noblesse oblige 他人よりもまず自身を鑑みる救世主たらんことを

●滝沢朗、なんてさわやかな男……!
ニートニート言ってるけど、別に彼らを主題に据える必要はないような。

人生賛歌

カラフル (文春文庫)

カラフル (文春文庫)

●人はその時々にペルソナを使い分けている。
 普段と異なる顔を目撃して「騙された」「裏切られた」とショックを受けるかもしれないが、それが人間なんだ。人は一色ではない、だから素晴らしい。
……でも主人公が救われたのは“裏表のない”友人のおかげだったりするんだが、そこらへんどうなのだろう。
●アニメでなくても成立するんじゃないかと思いつつ、ではアニメになって良かった点を振り返ると、アップになったキャラクターの表情の変化じゃないかと思い至る。これが顔芸か……!

借りパクはアリエンティ

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)

●随分淡白な印象。小人と人間の接触なんだからこれくらいの距離感が適切なのかもしれない。どこかのネコ耳宇宙人みたいに「あそびにきたよっ!」で堂々と居候されては困るのである。
●そして舞台は多摩の山中。あの狸はポン吉に違いない。

地球外学習

宇宙ショーへようこそ設定資料集

宇宙ショーへようこそ設定資料集

●「時かけ」や「サマーウォーズ」などここ数年で夏のジュブナイルアニメの上映が定番と化しつつあるようで。いいぞもっとやれ。

宇宙旅行なんてファンタジックなストーリーの中に経済観念が盛り込まれている点が異彩を放つ。ただそれは本作の特徴の一例でしかないのだろう。テーマは軽いけど、問題に対する対策、行動、反省(後悔?)がしっかり行われている。それが宇宙にあって地に足がついた感覚を味わせたのだろう。
●主役となる子供たちについて。みんな良い子です。今回の旅行で心の機微を学び、度胸をつけ、それぞれの進路を決め……いい社会勉強になったようです。

ゴースト+トリック

ゴースト トリック

ゴースト トリック

●小動物強し。一家に一匹ミサイルが欲しい。
 ドットキャラが滑らかに動いて見てて面白い。
 話も楽しめた。クネリ氏の正体については怒涛のエンディングで?となったが考察サイトにて理解。所持能力は1つだけだと思っていたよ。

●“夜明け前の闇がもっとも深い”
 .hackかよっ!と早合点するのはゲーム脳の成せる業か。誰が最初に言った言葉なんだろうね。

eureka meets ghibli

亡念のザムド 7 [Blu-ray]

亡念のザムド 7 [Blu-ray]

●ヒロインはナウシカ、キャラ設定はエウレカ
ザムドが劇中それほど暴れないところから(完全変身して闘うのは26話中4回くらいじゃなかろうか)、ベクトルが争いではないのは薄々感じられるが、やはり消化不良は否めない。劇場版に期待(や、そんな話は聞かないけど)。

●考察は枯木灘を読み終えてから語るべきなのか。

Sleeping Beauty

いばらの王 (1) (Beam comix)

いばらの王 (1) (Beam comix)

ガンダムスペシャルエディションのようなダイジェスト版ではなく、コミックス全6巻を分解、再構築し109分の映像作品に上手く落とし込んでいる。再構築の過程で見事に削り落とされた人がいたけど、なに、劇場版エウレカを見た後ではノープロブレムですよ。
●CGの人間を違和感なくアニメに落とし込むのはまだ早い、のか。FREEDOMを見ているようだった。というかパンフを読むとスタッフはFREEDOMの製作者でした。違和感を覚えるのは自分がアンチCG派だからか。

●エンディング前のカット。たった二人で生き残りを探すのは正に茨の道ということで。