口笛とARMが交差するRPG

今さら紹介するまでもない管理人お気に入りRPG殿堂入り作品。
タイトルを聞けば脊髄反射で財布が開きます。
毎回毎回荒廃している多元西部劇世界ファルガイアを舞台にどこかで誰かが今日もARM(銃器)をぶっ放す。
口笛とクサイ台詞と熱い展開が好きな方にオススメ。
要望もあったことだしここで歴代シリーズお気に入り順位を大発表。
一位 2nd IGNITION
 初めて手にしたワイルドアームズ
 テーマは“英雄”
 変身ヒーローを戦闘システムに落とし込んだ“アクセス”がストーリーと相俟って燃える(参考:「サガフロ」レッドの変身)。
 話のクサさ(燃え度)はこれが一番
二位 Alter code:F
 第一作のリメイク
 レディ・ハーケンとザックの関係が全て
 2ndの戦闘システムで一作目を作り直した感じ
三位 クロスファイア
 PSP作品にしてシミュレーションRPG
 WAと言えば金子節、金子節と言えばWAな私にとってシミュレーションへのジャンル変更などなんの障害にもならないのであった。むしろ効率的にテキストを読めるのでGood Job!
シミュレーションの難易度は一戦目で敵の特性把握、ギブアップ、二戦目で本番。
序盤はDER(マップ解説)である程度は把握できるが、中盤以降は敵ユニットも様々なクラス、スキルを装備してくるので決定的な助言を貰えず、あなたならできます!と毎回無責任に送り出されるのであった。
四位 Advanced 3rd
 初PS2作品。
 以降のPS2作品全て(Alter code:Fは除く)に言えることなのだが、表現の幅が広がったことで逆に印象が薄まってしまったようだ。
カメラワークの問題が出てきたのだろう。喋っている人間に次々画面を切り替えているだけでは飽きてしまうように。
あと無理に話を引っ張っている気がする。
五位 the 4th Detonator
 短い
……これだけだとあんまりなので解説をば。
新戦闘システム「HEX」を搭載。六角形の六角+中央の計七つの陣地で敵味方入り乱れての陣取りバトル。
既存の戦闘システムから抜け出そうという姿勢とその完成度は評価に値すると思いますよ。
ラスボスに限らず、全てのボスキャラの扱いがぞんざい。インタビューによるとそれを狙ってもいたらしいのだが、ストーリーの短さとも相俟って物足りなさを感じた。
六位 the Vth Vanguard
 ポエムが冗長
……これにも補足すると、まず金子脚本ではありません。
黒崎薫という方らしいデスヨ。
荒野の世界に吹き荒れるラブコメの嵐っっ!
普段の私なら大歓迎だがWAにはそんなの求めてないのです。
あと「っ!」がWAの代名詞みたいに扱われているのにも違和感を覚えた。記号として意識されたというか、台詞に用いられすぎて鼻白む。熱い展開あってこその「っ!」だろうがっ!
合間合間に挿入されるヒロイン1のポエムが展開を盛り下げるのに一役買っていました。