K-20

あらすじに魅了され観に行く。
●鉤付仕込みロープがこんなに使える道具だとは思いませんでした。K−20の影の主役はこいつだと言えるくらいに。地上からビルの天井に届くくらいの射出速度なら武器としても使えるしね。
●怪人も裏では血の滲むような努力をしていたんです。これからは華麗に盗むだけじゃなく体術も一端に出来なくてはやっていけません。思い返せばその大立ち回りも正体を示唆していたのかもしれない。
●CGと実写がうまく噛み合っていない所がいくつかあったのが惜しい。特にガラスを体当たりでぶち抜くシーン。CGに置き換えられたガラスもそうだが、破片舞い散る中そんなに目を見開いていていいんですか?
●序盤であっさり二十面相が顔出しした時はどうなることかと思ったが、終わってみればそこまでひどくはなかった作品。エンタメ映画と割り切るなら十分楽しめるかと。ベテラン俳優ばかりなので演技は安心して見れるし、特に今作では小林少年をはじめ子役の演技が光っていました。