日本童謡名作選(仮)

1000ピース エヴァンゲリヲン 新劇場版:破 1000-128

1000ピース エヴァンゲリヲン 新劇場版:破 1000-128

公開から一週間、観て来ました。
庵野監督の得意気な顔が目に浮かぶので書きたくないのだが(“序”のパンフレットのコメントから彼の性格は自信家で嫌なヤツと勝手にイメージしています)、やっぱりエヴァは面白い。視聴者の欲望を正確に把握し、作品に反映してくる。「そぅそぅここはこうだった」「あれ、ここはTVと違うぞ?」まるでテストの答え合せをしているかのような感覚に襲われる。予定調和の中を必死にもがくキャラクター達の姿は、昨日の金曜ロードショーを見てフラッと映画館に立ち寄っただけの人の心をも打つ筈である。


以下ネタばれにつき反転記述
なんてクサイまとめ方をしてみたけれど、時間を忘れて楽しめたのは確か。反転方法も覚えたことだし、ネタバレを気にした今までの半端で意味不明な感想とはもうおさらばだ!では早速。
TV版からの繋がりを強く感じた。観客は登場人物たちの過去を知っている。劇中の登場人物も無自覚ながらも(カヲル除く)過去の行動を踏まえて行動している。アニメキャラクターとそれを観る人間、お互いを認識することは出来ないが、過去を知っているという連帯感がこれまでとは違った“アニメと繋がっている”という感覚を生み出している、ようなそうでないような。
そして再確認、やはりEVA三号機は死亡フラグなのだった。アスカのミサトへの電話が遺言にしか聞こえない。